2022
07.06
締切前は空港へ!原稿執筆をアシストしてくれるBGM

締切前は空港へ!原稿執筆をアシストしてくれるBGMとは?

WRITING

原稿執筆って孤独な作業ですよね。そして孤独に耐えながらのタイピングに欠かせないのがコーヒーとBGM。コーヒーはいつものやつでOKですが、BGMは作業効率に大きく関わるため上手に選びたいものです。今回はあくまでも個人的なおすすめとして原稿執筆をナイスアシストしてくれるBGMを紹介します。具体的な曲名は一切出てきません。

ジャズ&ボサノヴァ「カフェミュージック」は執筆のおとも

好きなアーティストの曲をかけるとどうしてもそっちに耳が引っ張られてしまいます。目の前の仕事に集中するためにも知らない人かつ知らない曲が無難です。ただ知らないとはいえ歌詞があると今度はその言葉が耳に入ってくるのでNG。そんなこんなの消去法によって選出されるのが歌詞なしのインストゥルメンタルです。

インストゥルメンタルといってすぐに思いつくのはクラッシックでしょうか。

しかしよく考えてみてください。普段、クラシックって聴きますか?

耳が慣れていないジャンルの曲はどんなに優れた作品だとしてもBGMとして不適合です。むしろパソコンを閉じて正座して聴くべきでしょう。

ということで必須条件になるのが普段から聴き慣れていて耳が反応しないようなジャンルの音楽。カフェでよく流れているジャズやボサノヴァが妥当ではないでしょうか。

どこの誰が作ってどこの誰が演奏しているのかまったくわからない音楽ならいつでもどこでもカフェ気分です。無類のジャズファン、ボサノヴァファンでもない限り、原稿執筆のBGMとしておすすめします。

ながら聞きできる「ラジオ」は斜め上からの情報がいっぱい

ミュージックではないBGMとしてイチオシなのがラジオです。特にこの番組というのはなくたまたまチューニングを合わせたところでいいと思います。

AMよりはFM、短尺よりも1時間くらいの番組だったらなお都合がいいです。ガッツリしゃべりを聞かせるわけでもなく、たまにトレンドの曲を流したりして、ひと仕事を終えられそうな時間があれば願ったり叶ったりです。「Rdiko(ラジコ)」のタイムフリーでも執筆のBGMにちょうどよさそうな番組をいろいろ見つけることができます。

ラジオとライターの相性ってすごくいいんですよね。

ライターにとって引き出しの多さは武器になります。今はネットでなんでも調べられるので、頭に知識を詰め込む必要はないのかもしれません。ただネット検索はどうしても興味や経験による偏りが出てしまうため、わりと狭い範囲での知識しか仕入れられないのが問題です。

その点、ラジオはまったく興味のない知識、経験とは関係のない知識をいろいろ提供してくれるライター向きのメディアといえます。

「全国のATMの年間維持費は2兆円」
「五輪マークを使用するには許可が必要」
「ウミガメの99%がメス」

さほど聞いていないつもりでも結構覚えているものです。これらの知識をどう使うかというと「たとえば……」に続く例として書くことで、興味や経験に引っ張られない原稿をつくりやすくなります。

集中力は最高レベル「空港の環境音」でサクサク進む

わたしたちの日常は雑音の中にあります。車のロードノイズ、どこかの誰かの話声、近くでやっている工事の音。外だけでなく家の中でも雑音があり、冷蔵庫、エアコン、空気清浄機などなにかしらの音が自然と耳に入ってくるものです。

会社勤めの方はオフィス特有の雑音の中で仕事をしています。社員同士の会話、電話のコール音、コピー機の出力音。オフィスとはそういうものなので特にうるさいとは感じないと思います。

逆に完全無音の中で仕事をしようと思うと妙な緊張感が伴うはずです。

たとえばひとりだけ休日出勤とか。人によっては集中できそうな気もしますが、シーンと静まり返ったオフィスの非日常感は仕事の邪魔にもなりかねません。

いずれにしても多少の雑音があった方が普通かつ自然で、特にデスクワークは仕事を進めやすいというのが一般的ではないでしょうか。

環境音をBGMにしたい場合、YouTubeで検索するとたくさん出てきます。先ほどのジャズ&ボサノヴァにも通じますがカフェの雰囲気、雨音や電車、あと工事現場なんかもあります。

そんな数ある環境音の中で一番のおすすめは「空港」です。

そもそも空港の中で原稿を書いているときは驚くほど集中できます。

なぜかというとチェックイン、預ける荷物の手続き、セキュリティチェック、搭乗など空港は常に時間を気にしなければならない場所だからです。空港の環境音は人が歩く音もアナウンスも一定以上の忙しさがあります。その忙しさが原稿執筆にちょうどよく、締め切りに追われているスピード感にもピッタリ寄り添ってくれます。

だまされたと思って一度試してみてください。もちろん実際に空港に行くのもアリです。